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コーヒーの成分

コーヒーはどうやって構成されているでしょうか?ここでは、コーヒーに含まれる成分、その中でも最も重要な成分となる「カフェイン」と「ポリフェノール」についてお話しています。


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・コーヒーに含まれている成分

生豆/焙煎豆
コーヒーの
主な成分
多糖類、脂質、アミノ酸、タンパク質、ポリフェノール、カフェイン、トリゴネン
水分、褐色色素(焙煎豆のみ) など

・主なコーヒーの成分について

≪カフェイン≫


「カフェイン」はコーヒーに含まれる成分の中で最もよく知られています。古代よりその「覚醒作用」が注目され、その効果は当時、修道僧達の長時間の祈りの際などに利用されてきましたが、その作用はこのカフェインによるものです。

この通り、カフェインの効能で最もよく知られるのが「眠気を覚ます」作用ですが、その他にも集中力のアップ、解熱鎮痛作用、利尿作用、自律神経の運動促進など、様々な作用に効果がある事が分かっています。

カフェインは通常、体に取り入れると血流と共に全身を循環し、およそ30分ほどで脳まで到達します。
交感神経を刺激する作用がある事から、体脂肪を燃焼する働きもある事が知られています。

さらにカフェインは、コーヒーだけでなく、お茶、ココア、コーラなどの飲み物をはじめ多くの食品に含まれており、医薬品としても使用されています。

さらに、カフェインには脂肪燃焼をサポートする効果があるとされています。そのため、ジョギングや水泳などの有酸素運動を始める前に飲むことで、ダイエット効果を高めることも期待されます。

カフェインの主な効果 ・覚醒作用
・血管拡張作用
・交感神経刺激(基礎代謝促進)
・胃酸分泌促進作用
・利尿作用
・脂肪燃焼効果

一方で、カフェインを過剰に摂取すると胎児や乳児には悪影響があるとされています。
そのため、妊婦さんや授乳中の方は注意が必要です。ノンカフェインタイプ(デカフェ)のコーヒーを飲むと良いでしょう。
また、「タンポポ」というハーブはコーヒーと非常によく似た味がしますが、ノンカフェインです。よくタンポポコーヒなどとも呼ばれます。また、タンポポには母乳の分泌を促進する効果もあると言われているので、授乳中の方に特にお勧めです。


≪ポリフェノール≫


コーヒーには、クロロゲン酸などの「ポリフェノール」が豊富に含まれています。その量はカフェインよりも多く、コーヒーの色味や苦味、芳香の元になっています。

体内での過剰な活性酸素の生成は、体の細胞や遺伝子に悪影響を及ぼし、「がん」の原因と言われています。また、動脈硬化や心筋梗塞などといった疾患の引き金にもなります。

このポリフェノールは、活性酸素による酸化を防いでくれる物質として知られており、コーヒーに含まれるポリフェノール「コーヒーポリフェノール」にも強力な抗酸化作用があります。
その作用が、糖尿病や、肝がんや肝硬変などの肝疾患、その他の生活習慣病などの発症リスクの妨げになると考えられています。

ポリフェノールの主な効果

・抗酸化作用
・抗菌性、抗ウイルス活性
・抗ガン作用
・抗肥満作用
・脂肪代謝調節作用
・口臭抑制作用
・抗疲労作用
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